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90年代に製作されたビルローレンスブランドの５弦ベースです。アーティスト向けに製作された一点モノで、Ken SmithっぽさとWarwickの間を狙ってデザインされたような、リッチなトーンを持つベースに仕上がっています。

ボディはトップグレードのキルテッドメイプルを無垢材で使用しています。今ではなかなか見ることが出来ないグレードのもので、左右のウィングともに同一材から挽き割って製作した非常に贅沢なものです。ネックは柾目のハードメイプルとウォルナットの堅牢な5ピース構造になっています。指板は目の詰まったエボニーを使用しています。

ピックアップ及びプリアンプはWarwickの使用でも有名なMEC製のJJがオリジナルの
ナット幅は約42mm、弦間ピッチは16.5mmと、テクニカルなラインにも対応しやすいスマートな仕様となっています。スラップには少し慣れが必要かもしれませんが、弾きやすく弦高もタイトにセットアップできます。ブリッジは当時のken smithのburnerシリーズのブリッジのロゴ無しバージョンと思われる、オリジナルの仕様ですが削り出しのブリッジが採用されています。ビルローレンスのブランドを運営していたモリダイラ楽器ならではのモノだと思いますが、ワンオフだからこそのユニークな仕様となっています。

立ち上がりが良く、レンジの広いドスっとしたサウンドから、歌うようなふくよかなリードトーンまで幅広くカバー出来るサウンドです。JJ仕様ならではの素直な太いトーンが魅力で、EQでアグレッシブなサウンドも容易に作れます。楽器自体の作りもとても良く、ストレスのない高品位なベースに仕上がっています。

ちょっとした小傷とロッドカバーの欠品がありますが30年近く前のものながら綺麗なコンディションです。ネックの反りもなく、フレットも8割以上と綺麗に残っているのでこれからも永くお使いいただけます。調整もされているのですぐにプレイできる
90年代の贅を突き詰めたような仕様のベースです。このグレードの材で現在製作すると価格的にも非常に高額なものとなりますので、良い5弦ベースをお探しの方はぜひご検討ください。しっかりしたギグバッグが付属いたします。どうぞよろしくお願いいたします。